安倍首相の辞意表明には「擁護論」乏しく、「良家お坊ちゃまの無責任」「国辱もの」と首相退陣に批判が殺到しています。

それはそうでしょう。あまりに唐突な安倍首相の辞意表明のタイミングでした。自ら所信表明演説を行い、それに対する代表質問が衆院本会議で始まる直前。職場放棄といわれても仕方ありません。

戦後生まれの始めての首相として、さっそうと登場した1年前が嘘のようです。

この首相の行動が、戦後生まれの象徴のような行動だったと将来言われるかもしれません。戦前・戦中の人たちは、大和魂といわれるように気骨がありました。
一方、戦後生まれの私たちはアメリカナイズされ、自由を謳歌し、自分の権利は求めるが、いざという時、弱々しさがあるような気がします。
そんな戦後生まれの私たち大人が今の日本を支えています。そして、そんな私たちを見て次代を担う子どもたちが育っています。
最近の「ゆとり教育」の導入による子供たちの深刻な学力低下やいじめの問題なども私たちが作り出しているという自覚を持つことが必要です。

安倍首相のとった行動が、戦後生まれの象徴のような行動だったと次代の人々に言われないように、これから私たち一人ひとりが責任もって行動していくようにしましょう。