2011年12月

今年の通常授業は昨日で終わり、冬期講習も今日で終了した。

今年も例年通り、1年を振り返ろう。

どうしても避けて通れないのは、3月11日の大震災だ。

あの日を境に日本列島は平時ではなくなった。

東北地方の方々のご苦労に比べては私が経験したことは、小さなことだが、それでも今までに経験したこ
とがない毎日だった。

連続した余震・放射能・計画停電と非日常的なことが起こり、対応に苦慮した。

そのような中でも、毎日、通塾して頂いた生徒さんに対して、感謝するとともに、その時、どうすべきか考えた結論が、いつもと変わらないように接することだった。

そのため、震災当日と翌日の2日間を休校にしただけで、多くの他塾が休校する中、通常通り、授業を行った。

そのことが生徒さんたちや地域の方々へ安心というメッセージを送れると思った。

ところで、個人的には、この大事件と匹敵するのが、第二教室の開校と会社設立だ。

どちらもいずれはと思っていたが、具体的なスケジュールがあったわけではなく、最も忙しいはずの夏期講習期間中に思い立ち、実行に移す決心をした。

きっかけは、生徒数が3ケタの大台に乗ったことだ。

以前にもここに記したが、創業当時にどこかの会でお会いした教材会社の役員の方の『何をするのも100人になってから』という言葉が頭の片隅に残っていたからだ。

その後は時間に追われる毎日であった。

テナント選びを始めたのが、8月下旬にもかかわらず、、10月に第二教室を開校させようと計画し、それと並行して会社設立の準備も進めたのだから、慌しくなるのも当たり前だ。

そのドタバタの間、今の第一教室ではもちろん、通常通り開校していた。

それを可能にしたのは、信頼できる講師の方々や、陰ながらいつも支えてくれるHP担当のNさんがいて頂いたからに他ならない。

そうした方々に支えられ、何とか10月になると同時に、両方とも計画通り、実行できた。

そして、器が出来上がり、新たな出会いが待っていた。

信頼できる第二教室長のH先生、第一教室を今まで以上にきれいにして頂いている事務のKさん、無理なお願いを嫌な顔もせずに引き受けてくれる税理士のO先生、新たに加わった講師の方々・・・。

そして、新たに入塾して頂いた生徒さん達。

生徒数は今年も年末が一番多くなり、昨年末と比べると2割以上増えた。

ステップアカデミーという器に期待を寄せて、みんなが集まってきてくれた。

その期待に答えるように全力を尽くしていこう。

ところで、今年残念だったのは、IT化が計画通り進展できなかったことだ。

実は、報告書をメールで飛ばすということが実行直前までいっていた。

それが、第二教室開校に力を注いだことで、あえなく断念してしまった。

これは来年の課題だ。

再度、検討し、実行できるように頑張っていきたい。

依頼していた税理士さんが忙しかったこともあり、年内に就業規則はできなかった。

ただ、草案は頂き、それを修正したのも昨日、頂いたので、だいぶ形にはなってきた。

それをたたき台に昨日と今日、再度見直した。

年末・年始にも見直し、魅力的な就業規則に仕上げていきたい。

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生徒さんへの今年のささやかなプレゼントはオリジナルカレンダー。

発注後、生徒さんの評価が今一つになるのではないかと心配していたが、予想に反して大好評!

と、言うのも、一昨年は4色ボールペン、去年は折りたたみ定規・・。

そうした経緯からか、何人かの生徒さんから、「今年は何の文具?」といった質問を発注後、頂いたからだ。

それが、いざ、配りだすと、『かわいい!』という声が沢山上がり、とても喜んでくれた。

ちょっとほっとした。

ところで、今年は、発注が遅れた上に、発送ミスもあり、到着が大幅に遅れてしまい、本来、クリスマスプレゼントのつもりが、年末・年始のプレゼントになってしまった。

2度とこのようなことのないように気をつけていこう。

ステップアカデミーの講習の特徴は、希望制で、好きな日時を選択できることにあり、今回も同様な形式で募集した。

予想以上の応募があったが、ただの一人も希望をお断りすることがなく時間割を組むことができたのは奇跡的なことだ。

例えば、今日の午前中の3時間、全ての個別指導のブースが埋まり、個別トレーニングもほとんどが残席がない状態だった。

そうした場合、何件かはご希望に添えないケースが出そうなものであるが、そうならなかったのだ。

ただ、いつまでもそうした幸運が続くものでもない。

来年の冬期講習にはこうした事態も想定して計画を立てていきたい。

『大局観(たいきょくかん)とは、将棋や囲碁などのボードゲームで、的確な形勢判断を行う能力のこと。

大局観に優れると、駒がぶつかっていない場所から意表を突く攻めを行うなど、長期的かつ全体的な視野のもと手を進めることが可能となる。

反対に大局観が備わっていなければ、盤上の一部での駒のぶつかり合いや、短期的な駒の損得しか考えられなくなる。

転じて、物事の全体像(俯瞰像)をつかむ能力のこと。』

『大局観』を百科事典で調べてみると、上記のように記載されている。

次の1コマをどこに打つかで、形成は一気に変わるものだ。

大局観を磨くことによって、時流に流されることなく、されど、時節には敏感になり、正しい判断を下せるようになるだろう。

そして、地域に、世の中に大きく貢献していくことが可能となるはずだ。

そうなるために、視野を広げ、他の人の立場を理解し、物事を客観的に判断していく習慣を持つようにしていこうと考えている。

『ありえない・・自分だけの秘密基地が見つかっちゃった感じだよね』

中学入学と同時に入塾して、今、受験生の中3になった生徒さんが、今日から始まった冬期講習の様子に、思わず漏らした言葉だ。

なんてうまい表現を使うんだろうと感心し、その言葉を引用させて頂いた。

今年は特に参加人数が多く、満席の時間帯も結構ある。

確かに彼が中1の時に参加した冬期講習の時と比べると、生徒数は倍以上になっているし、去年と比較しても、2割以上、生徒数は増えている。

それでもこの参加数は異常だ。

前年比で8割近く増えている。

なんでだろう・・・。

私なりに出した答えは、『 期 待 感 』。

その答えが正しいとしたならば、その気持ちに答えなければならない。

もちろん、その気持ちに答えられる環境への準備に抜かりはないと思う。

ぜひ、全員が、最後の追い込みに成功し、目標を達成して頂くことを期待している。

今年を表す漢字は『絆(きずな)』となったが、その経緯を考えると日本人なら誰でも重い気持ちになるだろう。

千年に1度の大震災に見舞われ、震災前と後では、日本人の感覚は大きく変わった。

アメリカナイズされた弱肉強食の個人主義の価値観が完膚なきまでに打ちのめされた瞬間であったように感じる。

『雨降って地固まる』ということわざの如く、大きな犠牲を払った代償として、残された私たちが、新しい価値観のもと、手を取り合って、日本を復興させていくことになるだろう。

その底力となるのは、当然、教育の充実であることに疑う余地はない。

そこに関わるものとして、何が最善策かを常に考え、貢献していきたいと考えている。

ステップアカデミーには価値観と理念が結集された“5つの誓い”がある。

これは塾運営をしながら、『こういう塾にしていきたい』という想いを数年間にかけて熟考してきた結果、形となったものだ。

一方、この10月に産声を上げた株式会社ステップアカデミーには、今のところ、経営理念というものが存在しない。

ステップアカデミーという塾運営をしている会社なので、経営理念の根源は”5つの誓い”の価値観と理念と同じではあるのは当然だ。

ただ、目線が違い、訴える相手が違うように感じている。

経理理念とは経営学辞書によれば、『経営者の経営姿勢を意味するものであり、企業の存在価値や意義を世に問うものだ』と記されているらしい。

今後、継続的な発展を望むなならば、個性も性格も違う社員に共通する大目標を掲示するのは当然のことだ。

ただ、だからこそ、安直に経営理念を決めてしまうのもいかがかと思うので、よくよく考えてから、正式に経営理念を掲げたいと考えている。

冬期講習の時間割が明日から配布できる状態までなった。

今回はできるだけ通常授業の担当講師が指導できるように時間割を組むように努めた。

それができない場合には、講習中の講師ができるだけ同じになるように工夫した。

完全にとは言えないが、今までと比較すれば、見違えるような進歩だと自賛している。

これを可能にしたのも、受講生アップに対応したNEW-SASUKEを、K先生がが更新して頂いたおかげである。

いつも忙しい中、早急な対応をして頂き、感謝している。

時間帯によっては満席状態が出るほどの参加者が出たこともあり、時間割作成にはずいぶんと時間がかかリ、いまだ完成していない。

だが、この週末と今朝早くから手掛けたおかげで、なんとか冬期講習の時間割の骨格を作ることができた。

ただ、骨格は作れたけれど、細部を見ると、修正しなければならないところが山ほどあるのは間違いなさそうだ。

できるだけ、生徒さんの勉強しやすいようにと、色々と考えると、尚更時間がかかってくる。

明日も、この作業にかかりっきりになりそうだが、きちんと丁寧に仕上げて、効果ある冬期講習になることを期待している。

冬期講習の参加希望者は多くの参加希望者がでたおかげで、夏期講習に匹敵する授業数になる。

夏期講習は33日間あったが、冬期講習は1/3の11日間だけだ。

それにもかかわらず、授業数が同程度になったため、1日における授業数は単純に考えると、3倍になる。

席は確保できるか心配になり、数えたほどだ。

それだけ多いのだから、時間割作成も早めに対応したいところだったが、この1週間、三者面談が数多く入っていたこともあり、時間がとれず、冬期講習の時間割作成がなかなか進まなかった。

この週末を利用して、ある程度、骨格を作ることにしよう。

今日は検定試験の申し込みに来た元生徒さんに、「勉強の調子はどう?」と聞いてみると『大学決まりました』とうれしい報告があった。

中学時代から良くできていた生徒さんだったが、推薦で早くも決めたとのこと。

それにしても、子どもたちの成長は本当に早い。

もう1人、今日、検定試験の申し込みに来た外部の高校生は、名前を記入して頂き、初めて以前も検定試験を受けに来てくれたことに気がついた。

当時は中2だったと記憶しているが、月日が経つのは早いものである。

大人社会に埋没していると、年月の経過がこれほど実感できない。

この成長期に関われるこの仕事に感謝するとともに、その時期にできるだけ多く、貢献できる場を提供していきたいと改めて思うのである。

ステップアカデミーの授業料表には(税込)と表記されているものの、実は、昨年までは消費税の納税義務が無かったため、消費税を納めていなかった。

今年からは納税義務が発生したのだが、法人化に伴い、会社設立後の2期間は消費税の納税義務が無いという税法により、10月以降の2年間も消費税の納税義務はない。

ところで、平成23年税制改正により、個人事業者から法人成りする場合の消費税に大きな変化がでたらしい。

簡略化すると、来年度以降の設立だと、会社設立後2年間は消費税の納税義務が無いという、大きなメリットがだいぶ少なくなるらしい。

この税制改正の節目の前年に会社を設立できたことは幸運だった。

そうした経緯で、創業してから再来年の9月までの7年間で消費税を納めるのは今年の1月から9月までの9ヶ月間になる。

その経験から、2期間後は消費税分を内税にはできないと判断した。

先の話しではあるが、平成25年10月以降、授業料などのお月謝を消費税分値上げすることを決めた。

できれば、企業努力により、内税にしたいと考えていたが、法人税や事業税のことを考えると、とても吸収しきれない。

そのことでサービスの質を落とすよりも、頂くものはしっかり頂き、その分、充実したサービスを提供していくべきだと判断した。

最近は『これで今日の仕事は全部終わった』といことはなく、『あれもこれもしたかったのに、1日が終わってしまった』という日々が続く。

人に与えられた時間は1日に24時間。

この時間をいかに有効的に使うかによって、仕事の成果が決まってくる。

もちろん、メリハリをつけなければ、かえってぼっとしてしまい、集中力がなくなり、良い仕事ができない。

そのため、短時間に休憩をはさみ、リラックスするように心がけている。

『一期一会』とは良く言ったもので、私もその精神を学び、また、そうできるような環境に自分を置いていこうと考えている。

教室内で実施する塾内テストには試験範囲資料の他に実力教科問題集が付いてくる。

この利用方法はそれぞれの塾に任されているが、ステップアカデミーでは予習用に使っている。

この問題集を徹底的に勉強して実力を高めて塾内テストに臨んで頂きたいという想いからだ。

その配布を今日から始めた。

今期最後の塾内テストなので、この実力教科問題集を何度も繰り返し見直し、過去最高の点数を記録して頂くことを期待している。

昨日、冬期講習の申込最終日のお知らせを全体メールでしたおかげもあってか、駆け込みの申し込みを20件近く頂いた。

ただ、申込最終日といっても残席のある限り受け付けてはいる。

そのため、月曜日に提出したいが間にあうかというお問い合わせもずいぶん頂いたが、全てお受けしている。

それにもかかわらず、、締切日を設定しているのは、これから講習に向けての作業があるからだ。

K先生に作成して頂いたSASUKEのおかげで、時間割作成がずいぶん楽になったとはいえ、それでも、かなりの労力がいる。

もし、期日を設けていなかったら、申し込みも遅くなり、時間割が作れないことにもなりかねない。

ところで、今日は三者面談が3件入っていたこともあり、時間が追い付かず、今になってもその整理に追われている。

そうした努力も参加してくれる生徒さんの役に立てばと思うと苦でもない。

今年も例年通り、過去最高の参加者になったが、その期待に答えるように、参加者全員が満足いく時間割に仕上げたいと考えている。

第一教室では開校以来、一貫して色々な学校から入塾して頂いてきたが、第二教室では1校の中学校からの入塾が集中している。

第一教室ではなかった傾向である。

紹介での入塾の比率が高いので、たまたまこういう傾向になっているのかは不明であるが、興味深い現象である。

この勢いでいくと、この1校では第二教室が1番塾になるのも遠い話しではなさそうだ。

もちろん、第1教室も負けてはいられない。

最近来られた教材会社の営業の方の話しなので真偽のほうは定かではないが、ステップアカデミーは近くの大手塾よりも生徒さんを集めているらしい。

来年には光が丘での地域1番塾になるのも夢ではないかもしれない。

もちろん、そうなったとしても、それは通過点の一つにすぎないが・・。

当初の目標通り、できるだけ早く超一流塾の仲間入りになれるように、誠意努力していこう。

当然と思っていることが伝わっていない事は往々にしてある。

そんな時つい、「そんなことぐらいどうして・・・」と、考えてしまうことがある。

ただ、それは、得てして、自分の身勝手さからくる思考であると、自戒しよう。

常に相手の立場に立って考えるようにと、多くの賢者が伝えている。

そのことをよく理解し、日々の生活でも実践していこう。

その上で、自分の当然を人にも理解して頂くように努めよう。

そうすることによって相互理解が生まれるはずだから。

年末の準備として欠かせないのが年賀状、そして、生徒さんへのささやかなプレゼントだ。

今年は例年に比べかなり遅れ、昨日、その手配が終わった。

それでも年賀状については特に業務に支障をきたすほどではないが、ささやかなプレゼントについては、こちらに到着するのが年末に差し掛かるらしい。

生徒さんによっては年内に配れない事にもなりかねず、いささか困っている。

業者にはできるだけ早くとは注文してみたがどうなることやら。

1日でも早く到着してくれることを祈るのみである。

事務のKさんの提案により、収納棚を整理整頓して頂くことになった。

昨年末もG先生の協力により、収納棚をきれいにしたのだが、1年が経過してみると、元通りに雑然としてしまった。

その様子を見て、これはどうにかしなければと感じて頂けたのだろう。

いつもより早く来て頂き、終わってみれば、本当にきれいに整理整頓されていた。

感心するとともに、大いに感謝している。

今後はこの状態が保たれるように努めていくことにしよう。

来年1月に小学一年生から中学三年生までを対象とした第三回塾内テストを実施する。

今回初めて、中学三年生は会場テストを利用することにした。

今までは、中学三年生も教室内で行っていたが、受験生には会場テストのほうが、役立つと判断した。

一つには、場慣れということもあるし、多くの高校が会場テストの結果を推薦の基準に採用しているほど、信頼性が高いということもある。

恐らく、生徒さんや保護者もこの変更を歓迎して頂けると考えている。

次年度からは、最初からこの方式を採用するつもりである。

日本年金機構の練馬年金事務所に何度か訪問し、晴れて今日から、厚生年金に加入することとなった。

何度か訪問することになったのは、書類の不備が原因で、その書類を取りに行くのに、区役所に行くべきところを税務署に行ってしまったこともあったが、これもご愛敬だ。

当初は来年1月実施を考えていたことからすると、1カ月前倒しで始めることができたのは何よりだ。

これからも、できることは1日でも早く行動に移し、実現させていきたい。

そうすることによって、理想に向かって、少しでも早く到着すると信じている。

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