2011年11月

法人化して早くも2ヶ月経過した。

2店舗目の開校と並行して進めてきたため、凄まじい忙しさであったが、やっと落ち着き、やらなければならない事からやるべきことへ移行できるゆとりが出てきた。

その中でも気になっていたのが、就業規則だ。

自分で作ろうかと暗中模索してみたものの、やはり素人が作ったものでは心もとない。

そこで、担当の税理士さんに相談したところ、作成を快諾して頂いた。

年末までには完成する予定だ。

これで、会社としての最低限の約束事ができるわけだ。

まだ、組織としては未熟であるが、一つ一つ丁寧に取り組み、基本的なことを整備していこう。

そして、その繰り返しによって、強固で魅力的な組織が出来上がると信じている。

今回の第二教室の開校を皮切りとする店舗展開を考えた時、必要になってくるのが資金調達である。

今までは自己資本ですべて賄ってきたが、これから先、規模を拡大していくに当たり、必ず直面する課題である。

実際にその課題に直面してから準備していては、不足な事態に陥ることになる懸念もあると考え、小さな時から練習する意味も込めて、第二教室に必要な資金を銀行からの融資で調達しようと考えた。

また、練馬区では事業資金の利子の一部を補給することで、低利で利用できる制度があることを知ったことも行動を起こすきっかけとなった。

最初に行動を起こしたのが8月下旬。

近くの信用金庫を訪れた。

信用金庫の担当の方の話しによると、業績も順調だし、開校には十分間に合うということだった。

ただ、実際に審査に当たったのは信用保証協会だった。

この審査にあたり、色々な資料請求があった。

その中の一つが、事業計画であったが、この作成が今後を見つめ直すのにとても役立っている。

資料を一通り提供してから、審査の方が質問に訪れた。

その席上で、法人化することを初めて知ったらしく、訪れた翌日に法人化してから再度、申請して欲しいと通告を受けた。

この時点で、今回の計画はとん挫してしまい、自己資本で進めざるおえなくなった。

ただ、将来的なことも考え、法人化してから再度申請した。

その後、1カ月ほど連絡がなかったが、開校前後の忙しさも手伝い、気に留めていなかった。

それが先週、突然連絡があり、審査のため再度、訪問したいという連絡が入り、第二教室で会うことになった。

そして、今日、やっと保証して頂けるという通達があった。

ただし、満額回答ではなかった。

営業の方などから、生徒数の増え方から、お褒めの言葉を頂く事が多くあるが、客観的に見た信用力はまだまだなのだと悟った。

調達できた資金は、時期的な差もあり、当面の資金使途はなくなってしまったが、資金調達の仕方が学べたことには意義を感じている。

ステップアカデミーでは漢検・英検・数検を各年3回実施している。

ただ、希望制のためか、これまで参加者がとても少ない。

検定を受検することによって、学力アップして頂きたいという趣旨がうまく伝わっていなかった。

というより、その想いに対する施策がほとんど打たれてこなかったことに問題があると感じている。

次回の検定は、その趣旨が伝わるような募集を心掛けたい。

その具体策はこれから検討していくことになるが、実のあるものができるように心がけていきたい。

事業計画書を更新した。

初回はかなり見積もりを低くしたため、講習の収益を一切、計上しなかった。

それではあまりにも実績と差が出てしまうため、それを計上することにした。

それでもかなり固めに見積もっているが、これを元にして役員報酬額を決めることになるので、あまりに実績と差をつけることは得策ではない。

それは納める税金が変わってくるからだ。

何も対策をせずに納税額が膨らめば、最終的には授業料に跳ね返り、リーズナブルな授業料を提供できなくなってしまう。

このように授業という場以外のことで、対応していく必要があることは、意外と多い。

その目に見えにくいことを適切に取り組むことによって、基盤が強固になり、安心して通塾して頂けるようになると考えている。

今日の天声人語を読んでいると『フルに働いても年収200万円以下の人が1千万を超え、生活保護の受給者は、制度ができた戦後期を上回るという。』という文面に目が停まった。

知ってはいたが、改めて大変な時代になったものだと考えさせられた。

こうした時代背景の中、塾を運営し、ある程度、地域から信任を得られるようになった。

しかし、時代は刻々と変化し、今日の最善策が明日もそうだとは限らいない。

常に時代を読み解き、最良なものを、最高の価値に高め、もっともリーズナブルに提供するように努めていきたい。

ただ、前述したとおり、常に求められるものは変化する可能性がある一方、普遍的なものもあると考えている。

それは理念である。

ステップアカデミーではそれを『5つの誓い』に集約させている。

理念を深く浸透させていくように努めることによって、地域からの信任も深まっていくと信じている。

変化していくことと、普遍であること、この両輪をうまく使い分け、地域社会に貢献できる組織になっていきたい。

厚生年金保険に加入する手続きに入った。

この制度は興味深く、加入義務があるにもかかわらず、特に罰則規定がないためか、加入していない中小企業も多いと聞く。

そうした環境のためか、法人設立の際に、担当の税理士さんからは特にこの件に関して話はなかった。

ただ、私としては、できるだけ安心して働く環境を整えたいので、こうした福利厚生を充実させていきたい。

法人化の手続きや第二教室の開校準備も一段落したため、担当の税理士さんから、加入方法を教えて頂き、窓口の日本年金機構から資料を送って頂いた。

こうした手続きの事務作業は苦手ではあるが、福利厚生の充実のためにはそんなことは言っていられない。

一つ一つ丁寧に処理して加入にたどり着くように努力していくことにしよう。

税理士さんと顧問契約を結んだことにより、会計ソフトも変更することになった。

今日、その操作方法の指導を受けたのだが、数年前に税務署からの紹介の『税理士さんによる青色申告の指導』を思い出した。

あの時も、何が何だか分からず、ずいぶんと担当の税理士の方にご迷惑をおかけした。

今日も、最初は説明を受けてもさっぱりでどうなることやらと心配した。

ただ、自分で打ち込んでみると、それなりに進むようなので、多少安心した。

経理の専門的なことはともかくとして、売上げや費用の推移をきちんと把握することは経営をするにあたり、最低限のことだと考えている。

できるだけ細かく現状を把握し、次への対処ができるように、財務にはできるだけ強くなりたい。

そのためにもこの会計ソフトをできるだけ早く完全に使いこなせるように努力していこう。

本日の2時限目から『三者面談のご案内』の手紙を生徒さんに手渡し始めた。

三者面談は11月28日(月)~12月17日(金)まで実施する。

本来ならばもっと早くから配布すべきところを、つい、うっかりしていた。

急ごしらえで、資料を作り、配布したが、週に1回しか来ない生徒さんの場合、面談期間前に申込用紙を提出できなくなってしまうこともあり、猛反省しなければならない。

対策として、全体メールで本日から『三者面談のご案内』を配布し始めたことと、メールでの申し込みも可能なことをお伝えすることにした。

次回以降、繰り返さないように、配布日を予め決めておくことにしよう。

生徒さん全員に月に2度、封筒を渡している。

月初めに、報告書、月半ばに請求書といった具合に。

今まで、その封筒に毎回、手書きで生徒氏名を記載していたが、これが結構大変であった。

事務のKさんの助言で、今回からラベルシールに切り替えることにした。

今回は生徒氏名だけでなく、『冬期講習のご案内在中』というラベルも貼って頂いた。

とても効率的になったばかりでなく、見た目にも良くなった。

こんなに簡単にできるのならば、もっと前から切り替えれば良かったとも思うが、この助言がなかったならば、10年後も手書きで対応していたかもしれない。

そう考えると、切り替えできたことを素直に喜ぶべきだろう。

ところで、『企業は人なり』というが、、塾という組織においても同様なことが言えるだろう。

幸運なことに、ステップアカデミーにはとても優秀な方々に集まって頂いている。

このような方々の意見を傾聴し、従来にない学習塾を提供していきたいと考えている。

今年の『冬期講習のご案内』が完成した。

去年の冬期講習との違いは、8日間が11日間になったこと。

これは、12月23日と1月9日の祝日も講習期間としたために増えることになった。

実は年度予定表では講習期間にしていなかったのだが、受験生のことを考え、1日でも多くした方が賢明と考え、急きょ設定した。

他には『4日間短期集中コース』を設定したことと、『冬休み毎日コース』を3コースから5コースに増やしたことだ。

コース数は増やしたが、ステップアカデミーの冬期講習の売りは『回数が選べる』『日程が選べる』『時間が選べる』『教科が選べる』ことなので、『自由設計』も歓迎している。

このように、できるだけ生徒さんの立場に立った講習にするように努めているつもりではあるが、課題もある。

一番、感じているのが、基本的に担当制でないことだ。

これは、講師の方々の入って頂ける日程が一定しないので致しかたないと諦めてきたが、なんとか改善していきたいところだ。

今までのように諦めてしまっては、進歩がないので、今回から、何らかの手を打つようにしていきたい。

第二教室が開校してから1ヶ月半。

第一教室から異動した生徒さんもいるが、早くも生徒数が20名に達した。

まだまだ、閑散とはしているが、事業計画書では今の時点では9名で来年3月末時点でも16名としていたので予想をはるかに上回る。

これも、第二教室長を先頭に、講師の方々が生徒さんの立場に立って、真剣に対応して頂いているからだと感謝している。

「色々なところを回ったが、ここに決めた」といううれしい発言も頂いているということで、第一教室と同様な質を提供できているのだろうと、推測している。

このペースで生徒数が増え続けくれれば言ううことはないが、数字に一喜一憂することなく、入塾して頂いた生徒さんの満足度が高まるように創意工夫していきたい。

この時期、推薦(単願)・併願優遇を検討する最終局面になってきているといっても過言ではない。

と、いうのは、12月中旬の中学校の三者面談までに具体的なことを決めておかなければその権利を失うからである。

受験者の中には、そうした情報を得られずに年を越し、後の祭りになる方も意外と多いようだ。

そこで、今日は、生徒さんのヒヤリングを通して、まだ、進路の方向性が確定していないだろうと推測される方々に、電話連絡することにした。

時間の関係で、12件のみだったが、内容は充実していたように思う。

来週以降もこの調子で、きめ細かく対応し、教務力だけでなく、進路指導でも地域で一番になれるように努めていきたい。


(参考であるが、推薦(単願)とは、必ずそこの私立高校に行くと確約することで、併願優遇とは、都立高校に落ちた場合にはその私立高校に行くことを確約することである。)

今日から第一教室の加湿器を稼働させた。

きっかけは、第二教室長から冬季に向けての乾燥対策についての質問があったことによる。

もうそういう時期になったのだなと思った。

第一教室では三台の加湿器を備え、去年はフル稼働させていたが、今年はまだ動かしていなかった。

そして、第二教室にはまだ加湿器がないので、すぐ発注したので、明日には二台の加湿機が到着する予定だ。

ただ、実際に電源を入れてみると、まだ、湿度サインが70%になっていて、加湿しなかった。

しかし、これで、今年も湿度問題はクリアーできるだろう。

ところで、事務の方にその話題をすると、加湿空気清浄機を勧められた。

確かに今年のアンケートでも「プラズマクラスター」の導入希望があった。

具体的には、「狭い教室内にいっぱい人がいるので、プラズマクラスターを入れて教室内の細菌抑え、きれいな空気中で勉強できる環境を整えてほしい。」ということだ。

加湿空気清浄機を導入すれば一石二鳥にもなる。

注文後でもキャンセルがきくので、短時間だったが、インターネットで調べたり、第二教室長の意見を聞くことにした。

すると、購入した加湿器にも空気清浄機における除菌方法と同じ「ナノイー」という機能が搭載されていたことが分かった。

また、第二教室長から『絶対湿度で11g/㎥の加湿によりインフルエンザウイルスを不活化できる』と『空気清浄機は新型インフルエンザウイルスに対する実証結果はまだ発表されていない』という2つの知識を頂いた。

この二点から、加湿に比重があるタイプを選択したほうが無難だいう結論に至った。

ただ、結論に至る過程で、これだけ検討できたことはとても意義のあることだ。

これからも沢山の方々の意見を取り入れ、最善の方法を導くようにしていきたい。

久しぶりに個別トレ(自学自習のプリント学習)の担当に2時間なった。

自学自習と言っても、分からない時には質問を受けつれられるように、担当講師を一人配置している。

ただ、現状、第二教室を設けたことによる異動などの関係で、水曜と金曜の担当が不在で、臨時に各講師の方々にお願いしている状況が続いている。

そのような中、今日はたまたま、誰も都合がつかなく、私が担当することになった。

幸い、電話応対は1本で済み、授業の支障にはならなかった。

プリントを渡す時に励ましたり、質問に答えたりと楽しかったが、このような状況を作ったことは問題だ。

早く担当をきちんと決めるべきだが、慌てても良いことはない。

やはり、じっくりと良い人材を来るのを待つことにしよう。

今週からチャイム「キンコンカンコーン♪」の音の大きさが改善された。

意外と時間がかかったのは、バックミュージックを流しながらチャイムを鳴らすため、プログラムを組み直す必要があったためのようだ。

これで授業の開始と終了が正確に把握でき、今まで以上にメリハリのある授業が期待できる。

理想的な教室にまた一つ近づけたように思う。

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先日、私の両親が第一教室と第二教室を見学に来てくれた。

前回の来訪が、第一教室が5階から4階に下りた時だから2年以上の月日が経つ。

おかげさまで、元気でいてくれ、このブログも毎日のように見てくれているそうで、私も恵まれている。

2年前にも記念にと、フラワーアレンジメントを送ってくれ、今も玄関口に飾っている。

今回も、開校記念にと、画像のフラワーアレンジメントを送ってくれたので、第二教室の玄関口に今日から飾ることにした。

入室した際に、和やかな雰囲気になりとても気に入った。

中3生は11月の定期考査後には高校受験の対策授業となる。

過去問の他にレベルに応じたテキストを使っていくことになる。

一人ひとりにピッタリとあったテキストを与えたいので、ヒヤリングをして決めていく生徒さんもでてくる。

また、授業を進める過程で、テキストを追加したり変更する生徒さんもでてくる。

これが個別指導の醍醐味だ。

できるだけきめ細かく対応し、ラストスパートを応援していきたい。

法人化に伴う、事務上の処理は結構膨大で、今だに続いている。

そのうちの1つとして、銀行口座を個人から法人へ移すために振替変更を業者に電話連絡し、必要書類を請求する作業がある。

今まであまり気にしていなかったが、数えてみると、引き落としの件数が17件もあった。

あまりに多いので、エクセルで、『連絡済み』と『書類手続き済み』で管理することにした。

そして、実際に業者に連絡してみると、単純に振替依頼書を提出するだけではなく、NTTのように譲渡を伴うことになり、印鑑証明書や登記簿謄本が必要になることもあった。

そうなると、役所まで足を運ぶことになり時間もとられる。

もっと簡単に処理できればとも思うが、致しかたない。

粛々と作業を進めていくことにしよう。

先日、営業の方がスマートフォンの勧誘に来られた。

元々、携帯電話を積極的に利用していないので、スマートフォンが世間で騒がれていても、それほど関心はなかった。

ただ、パソコン用のメールが届く便利さがあったので、勧誘を受けたこの機会に購入することにした。

スマートフォンには人気のiPhone(アイフォーン)の他に、国内版のGALAPAGOS(ガラパゴス)がある。

個人的にはテレビが見れるGALAPAGOS(ガラパゴス)のほうが魅力的だったので、そちらを選択した。

ところで、今回の営業の方の勧めで、スマートフォンと同時にWi-Fi(ワイファイ)も同時に購入した。

そして、スマートフォンは電池を食うからと今までの携帯も電話用に使うことを勧められ、その通りにした。

そのため、携帯電話、スマートフォン、そして、Wi-Fiを持ち歩くことになり、とても重い。

便利になったとは言い難いが、最先端に接することで、得られることもあるだろう。

例えば、Wi-Fi(ワイファイ)は携帯版無線LANなので、スマートフォンだけでなく、パソコンを外で利用する時にも使うことができる。

今後はそれに活用する機会も増えそうだ。

年始のこのブログで以下の通り記した。

『今年からは学力向上だけではなく、進路指導にも力を入れていきたい。

今までマンパワー不足でこの分野には甘かった感もあるが、層が厚くなり、注力できる体制が出来上がったからだ。』・・と。

保護者が塾に期待することとして『教える』ことと同じくらい、『進路指導』がある。

その期待に答えられる環境も整備できたと考えたので冒頭のように記した。

そのため、これまで自分なりに全力を注いで努力している。

その中でも、受験生としては圧倒的に多い中3の高校入試の進路指導に力を入れている。

ステップアカデミーには、トップ校を狙える生徒さんから、普通高校が難しい生徒さんまで幅広く在籍している。

11月中旬の定期考査が終われば、本格的に進路を決めていかなくてはならない。

その時期に、生徒さん、一人ひとりにできるだけ親身になり、きめ細かく対応することにより、人生の最初の岐路に役立てられるように努めていきたい。

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