巡回指導で、生徒さん一人ひとりに、毎回プリントをオリジナルに作成していると、その生徒さんの学力を正確に把握できるようになります。

例えば漢字ですと、ある生徒さんは、書きは小3程度で読みは小6程度というのも分かるようになります。

数学ですと、文字式のルールは覚えているのに、小学生で習った割合や速さがよく分かっていないため、文字式の文章題が解けないことも分かってきます。

英語ですと、文法はそこそこ分かっていても単語が正確に書けないから点数が伸びない事も分かってきます。

そうしますと、生徒さん一人ひとりにあった問題を何度も繰り返すことができ、それを続けていると確実に実力がアップしてくるという実感を、生徒さんだけでなく私も共有できるようになります。

生徒さんによっては週1回の受講ではとても目標達成がかなわないと思う時には、週3~4回の受講をお勧めする時もあります。

巡回指導は何回来ても科目ごとに定額ですので、保護者の方々も喜んでその提案に乗ってきてくれます。

本来、不得意な科目を積極的に勉強したいと思ってくれる生徒さんばかりではありませんが、そうした環境を整えてあげることで、「やればできる」という自信が芽生えて来るようです。

自信がでてくると、もっと伸びたいという願望も持つようになり率先して取り組むようになります。

その変貌にこちらが驚く事さえあります。

この好循環こそ、当塾の教育目標である「自ら目標を持ち、自ら取り組む生徒の育成」 の体現であるように感じています。

悩みと言えば、できる限り多くの生徒さんと「やればできる」という自信を共有していきたいのですが、曜日や時間帯によっては、これ以上お受けできない水準に近づいていることでしょうか。

その対策は実際になってから考えるとして、今は教育目標の体現に向け、全力を注いでいきたいです。