今年を表す漢字は『絆(きずな)』となったが、その経緯を考えると日本人なら誰でも重い気持ちになるだろう。

千年に1度の大震災に見舞われ、震災前と後では、日本人の感覚は大きく変わった。

アメリカナイズされた弱肉強食の個人主義の価値観が完膚なきまでに打ちのめされた瞬間であったように感じる。

『雨降って地固まる』ということわざの如く、大きな犠牲を払った代償として、残された私たちが、新しい価値観のもと、手を取り合って、日本を復興させていくことになるだろう。

その底力となるのは、当然、教育の充実であることに疑う余地はない。

そこに関わるものとして、何が最善策かを常に考え、貢献していきたいと考えている。