二学期制の導入について、光が丘新聞の最新号に掲載された二学期制の導入記事を下記に貼り付けましたので、ご覧下さい。私見では、10月第3週目で区切っていることに違和感と今後の継続性に大いに疑問を感じるところですが、現実として動き出していますので、うまく対応していかなければなりません。決まりごとを作った大人たちが次代を築く子どもたちに迷惑をかけないように、当事者である私も微力な力を振り絞って頑張っていこうと考えています。

区立中学校で二学期制を導入

●一学期は4月1日から10月第3月曜日・二学期は10月第3月曜日から3月31日

練馬区教育委員会は、学校の週5日制などの教育制度の変化や、教育内容のあり方を示す学習指導要領の改訂などを踏まえ、豊かな心と確かな学力を育成していくために、練馬区立小学校、中学校に二学期制を導入した。4月から全区立中学校34校で、小学校では来年20年度から導入されるが、今年度はすでに導入している仲町・高松各小学校に加え、旭丘・光和・大泉東・橋戸小学校の4校が二学期制を導入、小学校では6校が導入されることになった。

【記事】
 二学期制を導入することにより学習面では、始業式、終業式の回数が減り、生み出された時間で基礎基本の徹底を図るなど、補充的な学習が充実し、わかる喜びや達成感・満足感を感じながら学習を進めることができる。
 生活面では、長期の休みをより計画的に活用することで、夏休みにも規則正しい生活が保たれ、自分の生活を見直すことができる。
 学習面では、つぎのように大きく変わる。

「学びの連続性」を確保する

 一つの学期が長くなることで、「繰り返し学習」したり、復習したりする時間を確保することができ、基礎的・基本的な内容の指導が一層充実する。子どもが学習意欲をもち続けられるように、学期の途中にある夏休みや冬休みを活用し、夏休みに、目的をしっかりもたせて体験学習や調べ学習を行うなど、学びが連続するよう工夫している。
 7月に夏休みに取組む課題について丁寧に指導し、夏休みに学力補充教室を実施するなど、補充的・発展的学習の充実に努め、学力向上を図る。

 「きめ細かな指導と評価」を行う

 子ども一人ひとりの学習状況に応じたきめ細かい指導を行う。学習への関心・意欲・態度、ノート、レポート、作品、小テストなど、多くの資料を基に学習状況をきめ細かく評価し、指導に生かす。子どもたちによる自己評価や相互評価を積極的に取り入れるなどして、子どもの学習意欲を高める。通知表の改善や教育相談の実施など、子どもの学習状況をきめ細かく保護者や本人に伝える内容や方法を工夫する。

 子どもと教師の時間的ゆとり

 夏休み前の7月、冬休み前の12月にもじっくり学習に取組む時間が確保され、落ちついた学習が行える。子ども一人ひとりが自分の生活を見直すゆとりがうまれる。夏休みに教育相談を実施するなど、子ども一人ひとりの学習状況に応じた指導や相談活動が充実する。
 これまでの三学期(1月から3月)が、二学期後半となることにより、1年間の学習のまとめや、進級・卒業に向けて、落ちついた取組みができる。

 二学期制を導入している学校では

 ▽3学期制のときより多くの作品や資料を用意することができ、時間をかけきめ細かく評価資料を分析し、多面的に評価できるようになった。
 ▽水泳や地理、歴史の授業など学期をまたがることなく指導と評価ができた。
 ▽休み前の「追い込み型」の学習指導ではなく、ゆとりをもって授業を行えた。
 ▽休み直前まで平常授業ができ移動教室などの実施も可能になった。
 ▽子どもと触れ合い、話す時間ができ学校生活を充実することができた。
 ▽休み前に個人面談の資料など細かく準備することができ丁寧に学習状況を伝えることができた。