光が丘新聞(533号)の「つれ連れ草」に私の原稿が掲載されましたので、ご紹介いたします。
題「夢を明確に思い描く」
本文「子供の頃、テレビや本でしか見ることが出来なかった魅力的な異国の地に、いつかは行ってみたいという大きな夢を持っていた。
最初の冒険は大学時代、アメリカ大陸をバスで横断したことだった。どこまでも続くまっすぐな道路にただただ感動し、夜中に真っ暗な中、砂漠の向こうから街の明かりが見えてきて、非常にわくわくした。帰り道では、お金が尽きてしまい、一個のりんごと水で2日間を過ごしたサバイバルな出来事も振り返ってみると、楽しい思い出だ。
ヨーロッパには1ヶ月電車乗り放題というユーロパスがある。それを利用し、イギリスから出発しヨーロッパ各国を周った。オランダ発デンマーク行きの列車では、寝ていて気付いたらいつの間にか列車ごと船の中に入っていたのには驚かされた。
ベルリンの壁崩壊から3ヵ月後に現地に向かった時、まだ、治安は良くなかったのだろう。ベルリンに向かう寝台列車で、隣で寝ていた見知らぬ強面の男性がいきなり警察に連行されていき帰ってこなかった。ベルリン市内はどうなっているか不安だったが、到着してみると観光客で活気にあふれ、ベルリンにも平和が訪れているように見えて安心した。
結婚後も、妻と一緒にアメリカ大陸、アジア、ヨーロッパ、オーストラリアなど沢山の国や地域を旅行し、楽しい思い出が出来た。見ているだけで時間を忘れてしまうナイアガラの滝、熱帯魚に突っつかれながら泳いだハワイのハナウマベイ、今にも落ちそうなおんぼろセスナに乗ってハンドルを握らせてもらったマイアミのキーウエストでの思い出、遊覧船に乗って眺めたフィンランドのフィヨルド、少年の頃からずっと憧れていたエジプトのギザの三大ピラミットを観た時の感動などなど、数え上げたらきりがない。子供の時からの夢が実現できた喜びとその場で体感してこそ味わえる新鮮な気持ち、何者にも変えられない貴重な経験である。
子供に恵まれ、第二の夢を持つようになった。それは次代を担う子供たちに少しでも良い環境を残したいということだ。そのため、塾を開業し、子供たちにも夢を明確に思い描くことの大切さを伝えていきたい。私の生き方を観て、一人でも多くの子供たちが明るい明日を信じて努力したいと、前向きな気持ちをもてるように私も頑張ろう。」